市民生活に甚大な被害を及ぼした震災からの復興で、バリアフリーのまちづくりが実現されることを希求し実施した「バリアフリーのアイデアコンペ」です。

港町神戸を襲った震災は多くの犠牲者を出し街を破壊しました。その被害を受けた兵庫県、神戸市は福祉のまちづくりを標榜する日本の先進自治体でもありました。そこで、震災からの復興で福祉のまちづくりが実現されることを願い、震災 直後の3月に東京で「幸せと安心のまちづくり」と題したシンポジウムを開催し、 福祉のまちづくりの実現を希求する提案を行いました。そして、その提案をもとに復興の槌音が響き出した9月、神戸市で開催したシンポジウム「災害と福祉の まちづくり」において新生神戸がバリアフリーのまちづくりを実現するための手法として提案されたものが「神戸・バリアフリーのまちづくりコンペ」です。

 コンペの第1回目は灘区水道筋商店街地区を対象に実施し、第2回目は中央区三宮地区を対象に実施しました。

また、このコンペとは別にバリアフリーのアイデアを募集したまちづくりコンクールも実施しました。